安くて調理もしやすい、庶民の味方もやしは、1年を通して価格が安定しているので本当に助かりますよね。
野菜不足解消にもやしをたくさん食べるというケースもあるかもしれませんね。
でも、食べ過ぎには要注意。
あまりにたくさん食べてしまうと、体に悪い症状が出てしまうかもしれません。
今回の記事では、
- もやしを食べ過ぎると太るのか?
- 下痢や便秘になるのか?
- そもそも、もやしは体に良くないのか?
などについてまとめました。
もくじ
もやしを食べ過ぎすると太る?
太りやすいというイメージはないもやしですが、それでも食べ過ぎてしまうと太るのではないか、心配するケースがあるかもしれませんね。
結論をいうと、もやしの食べ過ぎで太ることはほぼないといえます。
もやしはとてもヘルシーな食べ物なので、太る要因となる栄養素があまり含まれていないんですね。
ですので、もやしだけをたくさん食べても太ることはありません。
もちろん、大量に何キロものもやしを食べ続ければわからないですが・・・
普通の人は、もやしを1袋食べればその分お腹が膨れて、他の食材を食べる余裕はなくなります。
他の栄養価のある食べ物を食べられなくなる分、体重のコントロールをしやすくなると考えられますね。
もやしの食べ過ぎが腹痛や下痢を引き起こす?
気をつけなければいけないのが、もやしを食べ過ぎると下痢や腹痛になりやすいということです。
もやしにはたくさんの水分と食物繊維が含まれています。
もやしの95%は水分なので、いってみれば、もやしと同量の水を飲んでいるのと同じなんですね。
そもそも野菜全般、含まれている水分は多いのですが、もやしの水分量は野菜の中でもトップクラスです。
食物繊維もお腹の調子を整えてくれるものですが、摂りすぎてしまうとお腹が緩くなる恐れがあります。
したがって、もやしをあまりに食べ過ぎてしまうと、お腹が痛くなったり、お腹を壊してしまう可能性があるので、あまりにたくさんの量を食べるのは控えるようにしましょう。
もやしの食べ過ぎは体に悪い?
もしかすると、もやしは体に良くないという話を聞いたことがあるかもしれません。
もやしが体に悪いということはないのですが、もやしはカロリーがとても低い食べ物です。
100gあたり14kcalしかありません。
1袋200gというメーカーが多いので、1袋当たりのカロリーは約28kcalになります。
もやしをたくさん食べ過ぎるのは良くないというお話をしましたが、仮に2袋食べてもカロリーは56kcal、3袋食べても84kcalにしかなりません。
たとえば、もやしを主食とした極端なダイエットをしてしまうと、摂取カロリーが少なすぎて栄養失調を引き起こす恐れがあるんですね。
たくさんもやしを食べても、日々体を動かすためのエネルギーが足りません。
そのため、もやしを大量に食べる日々が続くと、体が思うように動かない、気力が湧かない、疲れがなかなか取れないなどの不調に悩まされる可能性があります。
もやしに限らないですが、一つの食べ物にこだわってそればかり食べるのは体に良くないですね。
ほどほどの量にして、他の食材も一緒にバランスよく食べるようにしましょう。
もやしを食べ過ぎると気持ち悪くなることも
これはもやしに限らないですが、たくさんの量を食べると胃にとどまる時間が長くなるので、胃もたれのような症状が出て、気持ち悪いと感じることがあります。
また、もやしには食物繊維が含まれていますが、食物繊維は消化されずに腸に運ばれ、腸をきれいにしてくれる働きがあります。
胃で消化されることはないので、たくさん摂取すると消化不良を引き起こす可能性があるんですね。
また、食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、不溶性食物繊維を大量に摂り過ぎると、逆に便秘になるケースがあります。
いつも便秘気味の人が不溶性食物繊維を大量に摂ると、普段から働きの悪い腸が対応できずに、腸に詰まってしまうという恐れもあるんですね。
とにもかくにも、食べ過ぎは良くないということになります。
もやしの栄養成分
何となくもやしは栄養がないイメージがありませんか?
でも、実際にもやしの栄養成分を見てみると、
ビタミンB1
ビタミンB2
ビタミンC
カリウム
カルシウム
マグネシウム
鉄
亜鉛
葉酸
食物繊維
必須アミノ酸(リジン、ロイシン、バリンなど)
非必須アミノ酸(アスパラギン酸、アルギニンなど)
などがあります。
※詳しい成分量についてはもやしの成分表をご覧ください。
栄養素の効果を一部紹介すると、
- カリウム・・・体の余分な塩分を排出してくれる
- ビタミンB・・・エネルギーを生み出す際に補助的な役割をしてくれる
- ビタミンC・・・体の調子を整え、免疫力を高めてくれる
- アスパラギン酸・・・エネルギー生成を促し、疲労回復にも
全ての配合量が多いわけではないですが、いろいろな成分が含まれていることがわかりますね。
ただ、アスパラギン酸の含有量は多いです。
(名前の元となったアスパラガスよりも多い)
もやしは専門工場で作られることがほとんどですが、成長の過程でさまざまな栄養素を生み出していきます。実はすごい野菜なんですね。
おすすめのもやし調理法
もやしの栄養をできるだけ逃さずに食べるには、『炒める』『蒸す』の調理法がおすすめです。
お肉ともやしを炒めた野菜炒めが手軽かもしれませんね。
他にはレンジで調理するのもおすすめ。
スチーム調理器を活用すれば、簡単に蒸し料理ができます。
もやしをスチーム調理器で蒸すだけでもおいしく食べられます。
茹でてしまうと栄養がゆで汁に逃げてしまうので、あまりおすすめできません。
大豆アレルギーには注意
ひょろひょろのもやしから大豆というイメージは湧かないかもしれませんが、もやしの種子は緑豆や大豆です。
大豆アレルギーがある場合は、もやしを食べることで症状が出てしまう可能性があるので注意ですね。
心配な場合は、病院を受診されることをおすすめします。
まとめ
低カロリーで価格優等生のもやしは、上手に活用すれば、体重のコントロールに役立ってくれます。
食べ過ぎてしまうと、体調不良を引き起こす可能性があるので注意しましょう。
他の食材ともうまくバランスを取れば、毎日の食事に役立ってくれること間違いなしです。