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魚肉ソーセージは健康に悪い? 栄養・カロリーと共に体にいいのか悪いのか解説!

魚肉ソーセージは健康に悪い?

子供が大好きな魚肉ソーセージ。

手軽に食べられて栄養価も高いので重宝しますが、もしかして健康に悪いのかなと思ったことはありませんか?

魚が原料なので体に良さそうにも思えます。

そこで、魚肉ソーセージの原材料、栄養、カロリー、使われている添加物などを調べて、体にいいのか悪いのかをお伝えしたいと思います。

今回の記事が、あなたの健康生活のお役に立ったら幸いです!
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開催期間:11月21日(木)20時~11月27日(水)1時59分

魚肉ソーセージは健康に悪いといわれる理由

フィルムに包まれた魚肉ソーセージ

魚肉ソーセージが体に悪いのではないかといわれる理由に、塩分添加物、この2つが挙げられます。

塩分量が多い

魚肉ソーセージには、商品によりばらつきはありますが、100gあたり約2.1gの塩分が含まれています。

厚生労働省では、1日の塩分摂取目標量を以下のように定めています。

年齢男性女性
1~2歳3.0g未満3.0g未満
3~5歳3.5g未満3.5g未満
6~7歳4.5g未満4.5g未満
8~9歳5.0g未満5.0g未満
10~11歳6.0g未満6.0g未満
12~14歳7.0g未満6.5g未満
15~17歳7.5g未満6.5g未満
18歳以上7.5g未満6.5g未満

参考 日本人の食事摂取基準(2020 年版)

たとえば成人男性だと7.5g未満、成人女性だと6.5g未満が目標量です。

そう考えると、魚肉ソーセージ1本で2.1gの塩分を摂取してしまうのは少し多い感じですね。

1日の目標の約20%を摂取することになってしまいます。

育ち盛りの子供の場合は、大人よりも目標量が低いので、1日に占める割合はさらに大きくなります。

子供はソーセージが大好きなのでつい食べ過ぎてしまう可能性があります。
魚肉ソーセージの食べ過ぎには十分注意しましょう。

1日1本までにしておくのが良さそうですね。

発がん性のある添加物が含まれている?

もう一つ気になるのが添加物です。

魚肉ソーセージには、以下のような添加物が含まれているケースがあります。

リン酸ナトリウム(リン酸塩)

魚肉をしっかりくっつける役割の添加物です。

いわゆる『つなぎ』ですね。

リン自体はありふれたもので、いろいろな食材に含まれる成分ですが、たくさん摂りすぎるとカルシウムの吸収が悪くなるといわれています。

成長期の子供には、注意したい添加物です。

ただ、魚肉ソーセージに含まれるリンはそこまで多くないので、過剰に心配する必要はなさそうです。

食べ過ぎにだけは注意しましょう。

亜硝酸ナトリウム(発色剤)

発色剤は、おいしそうに見せるための添加物ですね。

その他には、食中毒の原因となるボツリヌス菌を抑制する効果もあります。

ただ、亜硝酸ナトリウムは、発がん性があることが昔から指摘されています。

発色剤は多くのソーセージで使われているので、避けにくい問題がありますね。

着色料(赤色102号・赤色106号)

タール系色素と呼ばれる添加物ですが、見た目を良くするためのものです。

体に良くないという話をよく耳にする添加物ですね。

赤色102号は、アメリカやカナダ、ベルギーなどの国では食品への使用が禁止されています。

赤色106号に関しては、食品への使用が許可されているのは日本だけといわれています。昔から発がん性についての指摘が絶えません。


というように、魚肉ソーセージには、いくつかの添加物が使われていることが多いです。

もちろん、添加物の量は、食品の安全基準に基づいて使用されているものです。

この安全基準とは、食品安全委員会や国際機関で無害であると確認された量の1/100を、毎日食べ続けても安全な量とされています。

参考 安全性に対する考え方 | 日本食品添加物協会

ですので、安全性については問題ないといわれています。

とはいえ、気になる人は気になりますよね。僕自身も気になる方です。

添加物が気になる場合は、無添加のものを選びましょう。
安心して食べられると思います。

魚肉ソーセージの栄養成分

スライスされた魚肉ソーセージ

そもそも魚肉ソーセージとは、魚のすり身を原材料として、調味料や香辛料などで味付けして成形したものです。

お肉を原材料としたものに比べてヘルシーですし、魚特有のDHAやEPAを摂取できるのも嬉しいですね。

主な栄養素についてまとめてみました。

たんぱく質

商品によって異なりますが、魚肉ソーセージの原材料として、白身魚のすけそうだらが使用されることが多いです。

すけそうだらには良質なたんぱく質が多く含まれています。
卵と同等かそれ以上ともいわれていますね。

たんぱく質は筋肉の材料になりますし、現代人は炭水化物を多く摂る傾向にあるので、不足しないようしっかり摂りたい栄養素です。

カルシウム

大事な骨や歯を強く健康に保ってくれます。

カルシウムが不足すると、骨がもろくなるなど大きな影響が出るので、欠かせない栄養素の一つですね。

DHA・EPA

DHA=ドコサヘキサエン酸
EPA=エイコサペンタエン酸

両方とも、人の体が作ることのできない必須脂肪酸で、きちんと食事から摂取する必要があります。

DHAは、脳の機能維持、免疫反応の調整などに役立ってくれます。
特に子供の成長期には欠かせない成分です。

EPAは、中性脂肪を抑えたり、血液・血管の健康維持に役立ってくれます。

ビタミンB2

脂質、糖質などが分解されてエネルギーとなるのをサポートしてくれる栄養素です。

別名発育ビタミンと呼ばれるほど、子供の成長にも大切な栄養素です。

ビタミンB2が欠乏すると、肌荒れが起きたり、疲れやすくなったりします。

ナイアシン

ナイアシンもビタミンB2と同じような働きをしてくれます。

その他、皮膚や粘膜を健康に保ったり、血行を良くしてくれる働きもあります。

カロリーと糖質

商品によって違いはありますが、魚肉ソーセージ100gあたりのカロリーは161kcalくらいです。

また、気になる糖質は100gあたり12.6gくらいとなっています。

カロリーも糖質も、まずまずの数字でしょうか。

小腹が空いたときに、お菓子を食べるくらいなら、魚肉ソーセージの方がヘルシーかもしれませんね。

体にいい魚肉ソーセージ選びの安心ポイント

魚肉ソーセージは、良質なたんぱく質やDHA、EPAなどを摂れる、体にいい食べ物といえますが、一方で添加物が気になります。

そのため、魚肉ソーセージを購入する際は、無添加のものを選ぶことをおすすめします。

ここからは、リン酸ナトリウム(リン酸塩)、亜硝酸ナトリウム、赤色102号、赤色104号を使っていない、魚肉ソーセージを紹介しますね。


ニッスイの『おさかなのソーセージ』です。

カルシウムを豊富に含んだ特定保健用食品で、保存料、発色剤不使用です。

着色は、トマトリコピンとクチナシの植物性を使用しています。

ニッスイなので安心して食べられますね。

同じくニッスイの『毎日これ1本』です。
DHA、EPAを強化し、塩分を30%カットした魚肉ソーセージです。

保存料、発色剤は使っていません。

中性脂肪が気になる人におすすめです。

いわし、アジ、まぐろを使った魚肉ソーセージのセットです。

塩分40%カットが嬉しいですね。

それぞれの味の違いを楽しめます。

魚肉ソーセージを使ったレシピ

Youtubeで人気の魚肉ソーセージを使ったレシピを紹介しますね。

魚肉ソーセージとピーマンの炒め物です。

ソーセージの旨みとピーマンの苦味がマッチしてバツグンにおいしいです。

ぜひお試しを!

魚肉ソーセージの唐揚げです。

ソーセージの唐揚げはなかなか発想に出てこないですね。

お子さんが喜びそうです。

まとめ

個人個人の考え方にもよりますが、魚肉ソーセージが健康に悪いかどうかは、添加物の有無がポイントになりそうです。

無添加のものであれば、より安心して食べられるといえます。

魚肉ソーセージには、たんぱく質、カルシウム、DHA、EPA、ビタミンB2などの栄養素を摂ることができるので、成長期のお子さんにもピッタリの食べ物ですね。

一方、塩分が比較的多めに含まれているので、食べ過ぎには注意しましょう。

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