健康食品として大人気の納豆。
毎日食べてるという人も多いと思います。
切らさないよう買い置きすることもある納豆ですが、油断していて賞味期限が過ぎてしまうこともたまにあるのではないでしょうか?
そこで、賞味期限が過ぎた納豆は食べても大丈夫なのかどうか、それとも廃棄した方がいいのか、なるべく細かくまとめてみました。
もくじ
賞味期限と消費期限の違い
- 賞味期限・・・おいしく食べられる期限
- 消費期限・・・安全に食べられる期限
賞味期限と消費期限の違いは上記の通りです。
納豆のパッケージに印字されているのは賞味期限です。
では、賞味期限を過ぎた納豆は食べられないのかというとそんなことはなく、食べることは可能です。
ただし、食感や風味は少しずつ落ちていき、匂いにも変化が生じてきます。
賞味期限経過後、味は落ちますが食べるのに支障はないんですね。
納豆は賞味期限切れ後いつまで食べられる?
では、賞味期限が過ぎた後、どのくらいまでなら食べても大丈夫でしょうか。
1日~2日後
1日や2日程度であれば、ほぼ問題ないでしょう。
賞味期限は、メーカーが責任を持って設定している期限なので、かなり厳しめであることが多いです。
そのため、1日、2日くらいであれば特に問題ないと考えられます。
3日~5日後
まだ、大丈夫だと思われるものの、そろそろ品質状態が気になるところです。
匂いや品質に変化はないか、しっかり確認してから食べるようにしましょう。
1週間~10日後
この辺りから、徐々に納豆の表面や匂いに変化が出始める頃です。
乾燥していないか、逆に水っぽくなっていないか、ツンとするような臭いはないかなど、問題がないかを確認しましょう。
2週間後
少々厳しくなってきます。
細心の注意を払って、納豆に変化がないか観察してください。
不安な場合は、食べないことをおすすめします。
1ヶ月後、2ヶ月後
安全面を考えて、食べない方がいいでしょう。
もったいないですが、廃棄することをおすすめします。
納豆を食べてはいけないサイン
賞味期限が過ぎた後、納豆を食べてはいけないサインとしては以下のようなものがあります。
- アンモニア臭がする
- ツンと鼻を突く嫌な臭いがする
- カビが生えている
- ネバネバ糸を引かない
- さらっとして水っぽい
あくまで代表的なものですが、保存環境によって上記以外の状態になることも考えられます。
ちょっとでも変だと感じたら、食べないようにしましょう。
納豆の表面の白い粒は何?
賞味期限が過ぎた後など、時間が経過すると、納豆の表面に白いつぶつぶが見えることがあります。
これは、チロシンと呼ばれるアミノ酸の成分が結晶化したものです。
アミノ酸なので体に害はなく、食べても問題はないです。
ひきわり納豆は、一般の納豆と比べて表面積が広くなることもあり、発酵が進みやすくチロシンも発生しやすくなります。
賞味期限切れの納豆を食べた人の感想
賞味期限が微妙に切れてた納豆を喰ったのが原因か定かでは無いがお腹ゆるやりなうトイレトイレトイレー∥WC∥ヽ(^^ゞ
— りぼん (@ribbon_nk) May 31, 2021
賞味期限が4月に切れてた納豆を食べちゃったけど(まだ)私は元気です。
— ヒロチャンとサラダと暴食の化身 (@Galaxyboytc) May 31, 2021
ところで賞味期限10日前の納豆食ってから腹がおかしい なんで
— キノP (@KinopikoP) May 31, 2021
とりあえず納豆は「冷蔵庫に入れたまま賞味期限を2週間過ぎても」食えることは確認した。
— 腐ってもみかん (@non_poli_impo) May 30, 2021
納豆に賞味期限はない?
筆者が子供の頃の話ですが、母親が「納豆は腐ってるから賞味期限は関係ないよ」といってました。
厳密には、納豆は腐ってるわけではなく、発酵食品なんですよね。
ネバネバ糸を引いているのは発酵しているから。
腐ってるのとどう違うのかというと、実は菌が繁殖して食品が変化するのはどちらも同じ。
発酵は人間にとって有用で、腐っているのは人間にとって有害ということなんですね。
と、少し話がそれましたが、納豆に賞味期限はありますし、いつまでも物持ちするというわけでもないです。
納豆の保存は冷蔵庫で
納豆を購入したら、冷蔵庫で保管するようにしましょう。
これは、常温で保存してしまうと発酵が異常に進んでしまうためです。
イコール賞味期限内であっても味が落ちてしまったり、品質にも影響が出る恐れがあるので、必ず10℃以下で保存するようにしてくださいね。
食べきれない量は冷凍保存もあり
買いすぎてしまって冷蔵保存では食べきれないという場合は、冷凍保存もありです。
冷凍保存をすれば、普通に1ヶ月くらい持ちます。
解凍する場合は電子レンジは避けて、前日に冷凍庫から冷蔵庫に移し自然解凍するのがおすすめです。
ただ、冷凍保存をすると、冷蔵と比べて少し味が落ちます。
あくまで、冷蔵保存では食べきれない場合の最終手段にすることをおすすめします。
納豆は嬉しい健康食品
大豆を発酵させて作った納豆にはさまざまな栄養が含まれているので、健康効果も期待できます。
主な栄養素をまとめてみました。
- たんぱく質・・・体を作るのに欠かせません
- ナットウキナーゼ・・・血栓ができるのを予防する
- レシチン・・・コレステロールを減らし生活習慣病予防に役立つ
- イソフラボン・・・ポリフェノールの一種で抗酸化作用がある
- サポニン・・・強力な抗酸化作用がある
- ビタミンK・・・骨にカルシウムを吸着させるのに役立つ
- ビタミンB2・・・発育のビタミンと呼ばれている
ざっと代表的なものを網羅しましたが、これ以外にも、カリウム、マグネシウム、鉄、食物繊維など、ありとあらゆる栄養が含まれています。
唯一ビタミンCだけはほとんど含まれないので、納豆と一緒に野菜サラダなど、ビタミンCが豊富な食品を合わせて食べれば、パーフェクトな食事になりますね。
まとめ
ということで、納豆の賞味期限切れは、いつまでなら食べても大丈夫なのかまとめてみました。
パッケージに印字されている賞味期限内に食べるのがもちろんベストですが、賞味期限はおいしく食べられる期限を定めたものなので、数日過ぎたくらいなら食べる分には大丈夫といえそうです。
ただ、日頃からお腹が弱い人は、相当気をつけた方がいいと思います。
お腹を壊しては元も子もないので、不安な場合は食べないようにしてくださいね。
ところで、納豆には何をかけて食べていますか?