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食品・飲料

チーズが雑巾臭いけど食べても大丈夫? 賞味期限が切れたら?

チーズが雑巾臭い

「うわっ、冷蔵庫のチーズが雑巾臭い!」
「放置しておいたチーズが納豆臭い・・・」

このチーズが放つ悪臭、食べても大丈夫なのか気になりますよね。

結論をいうと、ナチュラルチーズに分類されるものは食べても大丈夫な可能性があります。

一方で、プロセスチーズに分類されるものは食べるのは危険と考えられます。

その理由について説明していきますね。
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チーズが雑巾臭い、納豆の匂いがする場合

チーズの盛り合わせ

最初にお伝えしたように、チーズを長い間保存していて雑巾のような臭いがする場合、

  • ナチュラルチーズ・・・食べられる可能性がある
  • プロセスチーズ・・・食べられる可能性はほとんどない

となります。

チーズは発酵食品ですが、ナチュラルチーズは生乳を乳酸菌などで固め、熟成したものです。

チーズそのものが生きているので、保存中も発酵が少しずつ進んでいきます。

そのため、時間の経過と共に熟成が進み、味や匂いに変化が生じるんですね。

したがって、発酵熟成が進みすぎたものは、独特の匂いを発します。

これが、人によって「雑巾臭い」「納豆みたいな匂い」と感じる原因です。

ただ、あくまで発酵が進んだ結果なので、まだ食べられる可能性はおおいにあります。

むしろ、熟成が進んだ状態を好む人もいるくらいです。

一方、プロセスチーズは保存性を高めることを目的に考案されました。

ナチュラルチーズに乳化剤を加え、製造過程で加熱処理を行います。
そのため、プロセスチーズは発酵しない点が大きな特徴です。

発酵熟成しないので、味や匂いが変化することはありません。

そのため、プロセスチーズから変な臭いがするということは、イコール腐っている可能性が極めて高いことになります。

  • ナチュラルチーズ・・・匂いがするのは発酵が原因
  • プロセスチーズ・・・匂いがするのは腐敗が原因

ナチュラルチーズとプロセスチーズの種類

ブリーチーズ

ナチュラルチーズとプロセスチーズには、具体的にどんなものがあるかというと、代表的なものは以下の通りです。

ナチュラルチーズ

モッツァレラ、マスカルポーネ、カマンベール、ブリー、ロックフォール、ゴルゴンゾーラ、エポワス、マンステール、サント・モール・ド・トゥーレーヌ、ゴーダ、チェダー、パルミジャーノ、レッジャーノ、エメンタール、さけるチーズなど

プロセスチーズ

スライスチーズ、6Pチーズ、ベビーチーズなど

ナチュラルチーズは海外産が多いですね。

気をつけないといけないのが、乳化剤が入っているものはプロセスチーズになるということです。

たとえば、雪印メグミルクの商品に『チェダースライス』があります。
チェダーとあるのでナチュラルチーズかと思いきや、乳化剤が入っているのでプロセスチーズになります。

手元のチーズがナチュラルチーズなのか、それともプロセスチーズなのかは、パッケージ裏の種別を見れば確認できます。

チーズが腐敗すると・・・

チーズが腐敗した場合、以下のような状態になることがあります。

  • 酸味が強くなる
  • 苦味が強くなる
  • アンモニア臭がする
  • カビが生えている

上記のようなケースでは、食べるのを控えた方が賢明です。

ただ、カッテージやチェダーなど酸味のあるチーズもあるので判断が難しいケースもあります。

基本的には、できる限り賞味期限内で食べきるようにしましょう。

舌がピリピリする場合も要注意です。

チーズの賞味期限 賞味期限切れは食べても大丈夫?

カットしたチーズ

チーズの賞味期限は、パッケージに記載があるので確認してみましょう。

賞味期限はおいしく食べられる期限を定めたものなので、多少過ぎても食べることは可能です。

ただし、それなりにリスクも出てくるので慎重に判断するようにしましょう。

発酵が進むナチュラルチーズは、プロセスチーズに比べると賞味期限は短めで、商品によって数週間~数ヶ月くらいと幅があります。

プロセスチーズの賞味期限は数ヶ月~1年くらい。保存性を高めるために開発されただけあって、ナチュラルチーズに比べて長めです。

チーズの賞味期限切れ1ヶ月経過

賞味期限が切れて1ヶ月くらいなら、保存状態が良好であれば食べても大丈夫なケースが多いです。

ただし、保存状態が悪いと腐ってしまう場合もあるので、見た目や匂いなどをよく確認するようにしてください。

チーズの賞味期限切れ3ヶ月経過

3ヶ月経過となると、かなりギリギリです。
保存状態が良ければ大丈夫な可能性はありますが、慎重に判断をしてください。

見た目、匂いをきちんと確認し、少しでもおかしいと感じた場合は口にしないようにしましょう。

チーズの賞味期限切れ半年経過

半年が経ってしまうと、相当厳しいです。
未開封状態であっても食べるのは困難な可能性が高いです。

特に変化がないようであれば大丈夫かもしれませんが、安全性を考えるなら止めておいた方が賢明です。

チーズの賞味期限切れ1年経過

正直厳しいです。

安全性の観点からも、口にするのは止めておきましょう。

以上は未開封の状態の話です。
開封済みの場合は状況はさらに厳しくなります。

また、ナチュラルチーズは発酵がどんどん進むため、見極めが難しくなります。

繰り返しになりますが、安全を最優先に慎重に判断してくださいね。

チーズは冷凍保存できる? 長持ちする保存方法

カマンベールチーズ

チーズが食べられる時期を少しでも伸ばそうと、冷凍保存する方法もあります。

チーズを冷凍することで、開封済みであっても1ヶ月ほど長持ちさせることはできますが、食感が悪くなり、正直まずくなってしまうので、あまりおすすめはしません。

ただ、加熱調理するのであれば冷凍保存でも大丈夫です。

そのまま食べるのは止めた方がいいかもしれません。

チーズは通常冷蔵庫で保存しますが、ラップで包んだり、密閉容器やジッパー付きの袋に入れるのがおすすめです。

こうすることで乾燥するのを防ぐことができます。

温度は10℃以下で、野菜室が湿度も適度にあるので保存場所に適しています。

チーズのきつい匂いを消す方法

そもそもの話として、元から匂いが強いチーズもありますよね。

一例として、ゴルゴンゾーラなどの青カビチーズが有名です。

こういった一癖も二癖もあるチーズの匂いを消す方法としては、以下のようなものがあります。

  • 加熱する
  • 薄くスライスする
  • 細かく刻む
  • ハチミツをかける
  • ニンニク、ショウガ、香草などを使いソースにする

苦手な人がそのまま食べるのは厳しいので、火を入れるのが一番良さそうですね。

まとめ

チーズから雑巾のような臭い、納豆のような臭いがした場合は、まずは賞味期限内かどうか確認しましょう。

ナチュラルチーズであれば発酵が進んでいるだけで食べられる可能性がありますが、プロセスチーズの場合は腐敗している可能性が高いです。

酸味や苦味、アンモニア臭がした場合も要注意です。

安全面を考えるなら、賞味期限が過ぎて時間が経ったものは食べない方が賢明といえますね。

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