日本人なら誰もが大好きなカレーライス。
レストランなど、外食でカレーを食べようとすると、ルーとライスが別々に分けて出てくることがありますよね。
別々で提供された場合、どのように食べたらいいのか悩んでしまうこともあると思います。
そこで、今回の記事では、カレーのルーとご飯が別々に出てきた時の食べ方、マナーについてまとめてみました。
もくじ
カレーのルーとライスが別々な時の食べ方
カレーのルーとライスが別で出てきた場合の食べ方として、考えられるのは以下の通りです。
- ご飯にルーを直接全部かける
- ご飯にルーを直接少しだけかける
- 銀色の容器にライスを入れて食べる
- レードルやスプーンを使って、ご飯にルーを少しだけかける
結論をいうと4番が正解です。
ライスが載ったお皿の手前側や左側(食べやすい場所)に、備え付けのレードルやスプーンで2~3杯くらいの量をかけて食べます。
最初に食べる時は、空間を作るためにライスを寄せて土手を作ってもいいですね。
ポイントはルーで汚れるエリアをなるべく少なくすることです。
「ルーをかけるのはこの部分」と決めたら、次もそのエリアにカレールーを運ぶようにします。
口に運ぶ際は、ルーをライス側に寄せていくとお皿が汚れる部分も広がってしまうので、ライスをルーの方に寄せて食べるようにします。
これを繰り返していけば、お皿がルーで汚れる部分は最小限になります。
カレーライスの食べ方を動画で見る
スプーンではなくフォークが出されることもある
お店によっては、スプーンではなくフォークが出されることもあります。
これはお店側が間違えたというわけではなく、フォークでカレーを食べることもあるんですね。
ちょっと食べにくいかもしれませんが、食べ方としてはスプーンの時と同様です。
食べやすい量のライスを切るようにしてルーに寄せて、フォークですくってルーと一緒に口に運びましょう。
ただ、食べにくい場合は、お店の人にお願いしてスプーンで食べてもいいと思います。
マナー違反とされるカレーの食べ方
ライスとルーが別々に出された場合の食べ方として、4つ考えられますが、
- ご飯にルーを直接全部かける
- ご飯にルーを直接少しだけかける
- 銀色の容器にライスを入れて食べる
- レードルやスプーンを使って、ご飯にルーを少しだけかける
正解は4番でした。
1番の食べ方は、いわゆる一般的なカレーライスが完成しますね。
これだと、ライスとルーをわざわざ別々に出す意味がありません。
手間がかかるだけで、最初から一緒に出した方がいいと思えるくらいです。
ルーとライスを別々にしているのは、お皿が汚れる箇所を少なくするためなので、最初に全部かけてしまうのはマナー的には良くないんですね。
次に2番の食べ方ですが、銀色の容器の注ぎ口から直接ライスに少しかけるという方法です。
この方法だと、
- ルーの量を調節するのが難しい
- 注ぎ口からルーが垂れて汚い
などのデメリットがあります。
最後に3番の食べ方は、かなりの猛者といえます・・・
カレールーが入った銀色の容器にライスを少しずつ入れて食べるというのは、行う人はあまりいないと思いますが、正しい食べ方とはいえません。
もしかすると食べやすいかもしれませんが・・・
混ぜて食べるのもマナー的にはよくない
カレーのソースとご飯を全部混ぜて食べるのが好き、という人もいますよね。
ただ、食べる前にまぜまぜするのは、見た目に不快と感じる人も少なくないので、人の目が気になる場所では控えた方が賢明です。
外食の場合は、周りの視線に気をつけて、難しそうなら止めた方がいいかなと思います。
カレールーとライスが別々に提供される理由
レストランやファミレスなどでは、カレーを注文するとライスとルーが別々に出てくることがあります。
理由としては、
- 高級感があるから
- きれいに見えるから
- ライスが適度に乾燥しおいしく食べられる
- ライスがルーを吸ってしまうのを防ぐ
などがあります。
ルーとライスが一緒の方が食べやすいですが、高級感を感じられて、別のおいしさを味わえるというのが魅力かもしれませんね。
カレールーを入れる銀色の容器の名前は?
ちなみにカレールーを入れる銀色の容器の名前は、グレービーボート(グレイビーボート)といいます。
カレールー専用というわけではなく、ソースを入れる容器としても活躍します。
元々は、ステーキやローストビーフなどに使うグレービーソースを入れるための器として使われていました。
まとめ
カレールーとライスが別々に出てきた場合、お皿を汚すエリアを最小限にするため、2~3杯くらいの量をかけて食べていくのがマナーになります。
ちなみに、あくまでマナーなので、絶対に守らなければいけないわけではないです。
「ちまちま食べるのは性に合わない!」
「全部混ぜて食べた方がおいしい!」
という人もいると思います。
最終的にはおいしく食べるのが一番ですし、なかなか難しい問題ですね。
気心知れた人と一緒に食べるなら、好きなように食べていいかもしれません。
そうでない場合は、きんちとマナーを守った方が不必要なトラブルにならなくていいかも?