羽毛布団から獣臭がしたり、汗臭い嫌なニオイが漂ってくると、本当にブルーな気持ちになりますよね。
今回の記事では、羽毛布団の臭いを消す5つの方法、臭いが発生する原因について解説しました。
もくじ
羽毛布団の臭いを消す方法
羽毛布団の臭いを消す方法を5つまとめました。
陰干しをする
羽毛に湿気がこもることで臭いが発生しやすくなるので、しっかり乾燥させることが大切です。
また、羽毛に含まれる油がニオイの発生源となることも多いです。
この場合も、乾燥させることでニオイを軽減することができます。
天日干ししてしまうと生地を傷めてしまうので、風通しの良いところでの陰干しがおすすめです。
ただし、天日干しした方が殺菌効果は高まるので、その場合は布団カバーをかけて、直射日光が直接当たらないようにしてください。
陰干しをする際は、表面裏面とも1~2時間くらいを目安に行ってみましょう。
布団カバーで天日干しをする際は、少し短めに片面30分~1時間を目安に乾燥させてみてください。
中の空気を抜く
中にこもってしまった羽毛周辺の空気を入れ換えるため、羽毛布団にゆっくりと乗って体重をかけ、中の空気を外に追い出しましょう。
1回だけだと完全には入れ替わらないので、数回繰り返してみてください。
中の空気を抜くといっても、布団叩きでバンバン叩くのはNGです。
羽毛を痛めてしまいます。
コインランドリーの乾燥機を使用する
陰干しをしても乾燥がうまくいかない場合は、コインランドリーの乾燥機で徹底的に乾燥させる方法もあります。
まずは、お手元の羽毛布団の洗濯表示を確認してみましょう。
上記のマークに×印がついていなければ、乾燥機を使うことができます。
(タンブラー乾燥は避けてください等の表記がある場合も止めておきましょう)
また、キルティング加工がされていないと乾燥中に中の羽毛が偏ってしまうので、キルティング加工がされていない場合も乾燥機の使用は止めておいてください。
乾燥機の9割くらい埋まる量だとちょうど良いです。
10~20分ほど回してみて仕上がり具合を確認してみましょう。
乾燥が足りないようであれば追加で回してみてください。
ただし、羽毛布団は非常に高価ですし、デリケートなものです。
絶対に失敗したくない、自信がない場合は止めておくことをおすすめします。
布団クリーニングに出す
汗臭い、獣臭が気になって仕方がない場合は、クリーニングのプロにお願いするのも選択肢の一つです。
クリーニングのプロであれば、高級羽毛布団でも、きちんときれいにしてもらえますね。
ただし、近所のクリーニング店に持っていくのはかなり大変なので、宅配クリーニングの利用をおすすめします。
KAJITAKU(カジタク)
イオングループなので安心。
布団まるごと水洗いしてくれるので、ダニ、皮脂汚れ、汗汚れなどをしっかり取り除いてくれます。
消臭、除菌も行ってくれるので、ふんわりやわらかな布団でぐっすり眠ることができますね。
返却から14日以内であれば無料で再仕上げも行ってくれるので、仕上がりに不満がある場合も安心です。
消臭スプレーを使う
消臭スプレーを使うという方法もあります。
ただし、消臭スプレー単一だと、中の羽毛にまで成分を行きわたらせることはできません。
そのため、
消臭スプレー+陰干し
消臭スプレー+乾燥機
といった形で、プラスαの仕上げに使ってみることをおすすめします。
(消臭スプレーで羽毛布団表面の消臭除菌を行ったあと、乾燥させるといい具合になります)
ただ、市販の消臭スプレーだと、余計な香り成分が入っているなど、羽毛布団に使うには適さないことも多いです。
そこで、チェックしてみたいのが、カンファペットという消臭除菌スプレーです。
カンファペットは、元々ペット用に開発された消臭スプレーですが、動物や人体に使っても無害で安心して使うことができるのが大きなメリットです。
布団以外にも、カーテン、カーペット、ソファ、スーツ、ジャケット、コートなど、いろいろなものに使うことができます。
安全性に関しては折り紙付きで、その消臭技術は、キッコーマン、マルハニチロ、味の素、アサヒビールなど、さまざまな有名企業で採用されているほど。
消臭だけでなく除菌もできるので、きれいな羽毛布団で安心して眠ることができるんですね。
羽毛布団の臭いが発生する原因
なぜ羽毛布団から獣臭などが発生するのか、その原因をまとめました。
ダックは臭いやすい
布団に使用されている羽毛には、主に2種類あります。
- ダック(アヒルの羽根)
- グース(ガチョウの羽根)
このうち、雑食のダックは、草食のグースに比べて臭いやすいといわれています。
ニオイが気になる場合は、グースの羽毛布団を購入するのも一つの選択ですね。
また、グースの方が軽くて暖かいといわれています。
一般的に、日本製の方が羽毛をしっかり洗浄しているので臭いも少ないといわれています。
不適切な保管方法
日本は高温多湿の気候ですが、実はこの気候は羽毛布団にとってはあまり良くないんですね。
適切な方法で保管しないと、羽根の油分が溶け出して獣臭がきつくなることがあります。
羽毛布団を保管する際は、通気性の良い専用ケース、不織布カバー、風呂敷などに入れましょう。
密閉しての保管はおすすめできません。ニオイがこもりやすくなります。
そもそも、羽毛は完全な無臭ではないため、長期間保管するとどうしてもニオイが発生しやすくなります。
オフシーズンなどは、時折羽毛布団を取り出して陰干しをすると、こもるニオイを最小限にすることができますね。
フェザーの芯はニオイが残りやすい
羽毛布団の材料は、ダウン(ふわふわとした羽毛)とフェザー(芯のある羽根)ですが、フェザーの芯に残った油分は非常に落としにくいです。
そのため、フェザーの割合が多いと、ニオイも発生しやすくなります。
また、日本メーカーでは、加工の際に羽毛の洗浄をしっかり行っていますが、この洗浄が甘いと獣臭が気になる可能性も高くなります。
もう一点、水鳥は年齢が若いほど羽毛の油分も多くなる傾向にあります。
そのため、飼育期間が短めの水鳥の羽毛を使っていると、油分のニオイがきつくなりやすいです。
新しい製品を選ぶ際は、可能であれば飼育期間もチェックしてみるといいかもしれませんね。
まとめ
羽毛布団を長く使っていて、汗臭や体臭、加齢臭などが入り混じっているような場合は、クリーニングに出して根本からきれいにした方がいいかもしれませんね。
そこまでひどい汚れやニオイがするわけではない場合は、陰干しや乾燥機を使って乾燥させることで、汗臭いニオイや獣臭を軽減できます。
また、今回紹介した消臭スプレーを併用すると、消臭+除菌もできるので、安心してグッスリ眠ることができますね。
人生の3分の1を占める睡眠は本当に大切なことなので、今回の記事を参考に気持ちよく眠ることができたら嬉しい限りです。