アイロン障子紙(プラスチック障子紙)は、便利な一方でデメリット(欠点)もあります。
それは、
- 通気性が悪い
- 価格が高め
この2点です。
でも、メリットもたくさんあるので、あなたの住環境にあわせて選ぶのが大切ですね。
今回の記事では、
- アイロンで貼り付けるタイプの障子紙を使用する場合のメリット・デメリット
- 昔ならではの和紙タイプの障子紙を使用する場合のメリット・デメリット
などの情報をまとめました。
アイロン障子紙のメリットとデメリット
アイロンで貼り付けるタイプの障子紙は、プラスチック障子紙と呼ばれるものになります。
障子といえば和紙ですが、プラスチック障子紙は、和紙に塩化ビニールを両側からサンドしたものになります。
見た目は和紙のものと変わらないですが、触ると少し硬い感触ですね。
プラスチック障子紙のデメリットは以下の通りです。
プラスチック障子紙のデメリット
通気性が悪い
価格は高め
通気性が悪いので、結露が起こりやすくなったり、カビが発生しやすくなったりといったデメリットがあります。
また、価格も和紙の障子紙に比べると高めです。
ものによりますが、2~3倍くらいの値段がします。
一方で、メリットは以下の通りです。
プラスチック障子紙のメリット
破れにくく丈夫
水拭きができる
日焼けしにくい
空調効果が高い
張り替えの頻度は少なくて済む
和紙と比べてメンテナンスがとても楽です。
掃除がしやすく、劣化しにくいので長持ちしますね。
通気性の悪さも、逆をいえばエアコンの風が外に逃げにくいということなので、空調効果は高いです。
エアコンを使う場合は、和紙よりもプラスチックの方が向いているといえるでしょう。
張り替えも少なくて済むので、そう考えると価格の高さもそこまで気にならない感じがしますね。
アイロンと両面テープ、どちらがいい?
プラスチック障子紙は、アイロンで貼り付けるタイプの他、両面テープで貼り付けるタイプのものもあります。
基本的にはどちらを選んでも大丈夫ですが、両面テープの方が少し簡単でしょうか。
アイロンタイプの場合は、アイロンを使って貼り付けるので、1人だとちょっと大変かもしれません。
両面テープタイプは一度貼ってしまうと修正ができないので、その点には注意です。
アイロンタイプの場合は、多少しわが寄ったりふくらみができても、霧吹きで水を含ませてもう一度アイロンをかければ、ある程度はやり直しができます。
また、両面テープには他にもデメリットがあり、剥がしにくいという欠点もあります。
両面テープタイプは、貼る時は簡単だけど剥がす時が大変です。
のり障子紙のメリットとデメリット
のりで貼り付ける昔ながらの和紙の障子紙についても、メリットとデメリットをまとめてみますね。
和紙障子紙のデメリット
破れやすい
日焼けしやすい
冬は寒い
和紙障子紙のメリット
価格が安い
夏は過ごしやすい
室内の湿度を一定に保つ
和紙の障子紙は、通気性の良さがメリットでもありデメリットでもあります。
夏は涼しくて過ごしやすい反面、冬は寒いです。
破れやすく日焼けもしやすいので、張り替えもある程度頻繁に行う必要があります。
掃除も、はたきで軽くホコリを取るくらいしかできないので、メンテナンスもしにくいですね。
ただ、今は強度の高い障子紙も販売されています。
和紙の障子紙は、いわゆる「呼吸をする」といいますね。
室内の湿度が高い場合は吸湿してくれますし、逆に室内が乾燥している場合は放湿してくれます。
室内の湿度を一定に保とうとするので、快適に過ごしやすくなるのはメリットです。
プラスチック障子紙 アイロンの貼り方
プラスチック障子紙は、アイロンで簡単に接着できます。
アイロンの熱で、障子紙についているのりを溶かし接着する方法ですね。
やり方については、こちらの動画を参考にしてみてください。
また、動画で紹介の商品は、以下で購入できます。
まとめ
日本ならではの伝統を感じさせてくれる障子は、日本に生まれて良かったなと思わせてくれるものの一つですね。
でも、障子の管理は少し大変。
張り替えるのも一苦労です。
障子を張り替える場合、
- のりで貼り付ける(和紙障子紙)
- アイロンで貼り付ける(プラスチック障子紙)
- 両面テープで貼り付ける(プラスチック障子紙)
主に3種類のやり方があります。
そして、和紙障子紙とプラスチック障子紙には、それぞれメリットとデメリットがあります。
どちらがいい、悪いとは一概にはいえないので、あなたの生活スタイルに合わせて選んでみることをおすすめします。
一般的には、
- 通気性が欲しい
- 昔ながらの障子を楽しみたい
なら和紙タイプ、
- エアコンを使う
- ペットを飼っている
- 張り替えの頻度を抑えたい
ならプラスチックタイプがおすすめになります。