「新生児が手足をバタバタするのは多動症なのでは?」
不安に思ってしまうこと、ありますよね。
結論をいうと、新生児の時期に多動症かどうかは判断ができないです。
今回の記事では、新生児の手足バタバタが多動症かどうか判断できない理由や、気をつけるべきは何歳くらいからなのか、なぜ手足をバタバタするのか、などについてまとめてみました。
もくじ
新生児が手足をバタバタ 多動症なの?
新生児が手足をバタバタするのは多動症かどうかは、現段階では判別ができないです。
参考 【医師監修】ADHD(注意欠陥多動性障害)の赤ちゃんの行動特性(症状)と診断方法、サポートの仕方 | たまひよ
多動症であることを周りの大人が判断できるのは、少なくとも自分自身の言葉や行動をコントロールできるようになってから。
ですので、生まれたばかりの赤ちゃんの状態で判断するのは不可能といえるんですね。
もう少し大きくなって2歳くらいになってくると、多動症の症状が少しずつ出てくることがあります。
それでも、小さな子供はじっとすることが難しいですし、とにかく動き回ります。
他の子供と比較する機会もないので、家庭内で過ごすことが多い幼児期での判断というのも、また難しいんですね。
そのため、保育園や幼稚園に入り、他の子供と集団行動をする段階になって初めて「他の子と違う」ことに気づけるようになります。
心配な場合は、保育園や幼稚園の先生に園内での我が子の様子を尋ねてみてもいいですね。
基本的には、赤ちゃんが手足をバタバタしている=多動症であると考える必要はないです。
とはいえ可能性がゼロではないので、どうしても気になる場合は、かかりつけのお医者さんに相談してみてもいいと思います。
ただ、新生児の段階だとお医者さんも診断ができないので、あくまで話をして現状を確認する感じになります。
新生児が手足をバタバタする理由
赤ちゃんが手足をバタバタさせるのには、いくつかの理由があります。
運動をしている
自分で自由に動けない赤ちゃんは、手足をバタバタして体を動かそうとすることがあります。遊んでエネルギーを発散してるんですね。
何かのアピール
お母さん、お父さんの姿を見て手足をバタバタするなら、ご飯が食べたい、抱っこして欲しいなどのアピールの可能性があります。
泣きながら手足をバタバタする場合は、おむつにおもらししている、暑いor寒いと感じている、ゲップが出なくて苦しい、などが考えられますね。
赤ちゃんが手足をバタバタさせていると何となく不安にもなりますが、まずは何かアピールしたいことがあるのか、それともただ遊んでいるだけなのか、観察してみてください。
単に遊んでいる場合でも無理に止めさせる必要はなく、自然のまま任せてしまって大丈夫です。
新生児が手足をバタバタして寝ない、夜起きる、泣くケース
新生児が手足をバタバタさせて、夜になっても寝ない、起きるというケースもありますよね。
さらには、泣きっぱなしで泣き止まないことも多いと思います。
少し前まで赤ちゃんは、お母さんのお腹の中というすごく安心できる場所で安らぐことができてました。
ところが今は、周りの見慣れない光景だったり、昼間の光や夜の暗闇を怖いと感じているのかも。
何か不安を感じているのかもしれないので、やさしく抱っこをして様子を見てみるといいかもです。
お母さんに抱きしめられると、赤ちゃんは安心できます。
おもちゃを与えてみるのもいいですね。
他には、おむつを交換してみる、室温を調整してみることで落ち着くかもしれません。
おくるみといって、大きな布で赤ちゃんを包み込むのもいいですね。
お母さんのお腹にいた時を思い出して、安心してくれる可能性があります。
新生児の手足バタバタが激しい、息が荒いケース
手足のバタバタがあまりに激しい時があります。
お母さんとしてはあまりの激しさにビックリしちゃうし、動揺しちゃいますよね。
手足のバタバタは新生児によって個人差があるので、元気いっぱいの赤ちゃんは激しいこともあります。
暴れすぎて、ハァハァと息が荒い時もありますね。
ただ、あまりに動きが激しいと、ベッドの柵にぶつかったり、布団からはみだしたりする可能性があります。
赤ちゃんに危害が加わることがないか、見守ってあげてくださいね。
新生児が手足をバタバタしてうなるケース
手足をバタバタさせながら、「う~」「う~ん」とうなることがあります。
いろいろな理由が考えられるのですが、
- お腹が張って便秘気味
- ゲップが出ないことに苦しんでいる
- 喉にイガイガを感じている
- 食後に腸が動くことに慣れていない
などがあります。
ただ、うなるのは成長の過程でよくあることなので、基本的には気にしないでOKです。
手足のバタバタはいつまで続く?
手足のバタバタを何度も見るようになると、「いつまで続くんだろう」と不安になることもありますよね。
手足のバタバタは、赤ちゃんが自分の意志で動けないことが影響しています。
そのため、生後6ヶ月くらいになり、ハイハイができるようになる頃には自然と減っていきます。
逆にいえば、自分の意志で手足を動かせるようになったのに、手足のバタバタが減らない場合はちょっと心配です。
その時は、小児科医の先生に相談してみることをおすすめします。
まとめ
新生児が手足をバタバタするのは多動症かどうか、その判断は現時点では難しいです。
ADHDかどうかは、もう少し成長して集団行動をするようにならないと判別できないんですね。
どうしても不安な場合は、お医者さんに話を聞いてもらって、安心感を得るのがいいのかなと思います。