投票所にスマホやメモを持ち込みしても大丈夫なのか、気になることってありますよね。
結論をまとめると
- メモの持ち込みはOK
- スマホの持ち込みもOKだが、投票所によっては禁止の可能性がある
になります。
なぜ、スマホは投票所によって禁止の可能性があるのか、理由も含めてわかりやすく解説しました。
もくじ
投票所にスマホやメモを持ち込みしても大丈夫?
投票所に、スマホやメモを持ち込みするのはOKです。
選挙管理委員会のホームページを見ても、投票所でのスマホやメモの使用について、特に禁止はされていません。
ただ、メモは問題ないのですが、スマホの持ち込みに関しては、少し注意が必要な点があります。
というのも、投票所でのスマホの閲覧については、選挙管理委員会によって対応がまちまちなんですね。
参考 【再調査】良いの?悪いの? 投票時のスマホ閲覧|西日本新聞
こちらの記事を読むと、
- 北九州市・・・スマホの閲覧を認めていない
- 福岡市・・・スマホの閲覧を認めている
とあり、自治体によって対応がわかれています。
これは、公職選挙法自体が昔に作られた法律なので、スマホが登場した現代にそぐわない内容になっていることが原因として考えられます。
そのため、各地域の選挙管理委員会によって法律の解釈が異なり、対応も違ってしまっているんですね。
基本的に、スマホの閲覧はOKと考えていいと思います。
(禁止している北九州市でも柔軟な考え方にシフトしている模様)
ただ、投票所によっては、立会人や管理者からスマホのメモを見ることを止められる可能性もあるので、頭の片隅に入れておいてください。
なお、総務省のホームページも調べてみたのですが、投票所へのスマホの持ち込みについては記載が見当たらなかったです。
投票所にスマホやメモを持ち込むと違法になる?
投票所でスマホやメモを持ち込んでも違法になることはありません。
ただし、先ほどお伝えしたように、スマホの閲覧については投票所によって対応がわかれています。
場合によっては制止される可能性がある点には注意してくださいね。
ちなみに、自分でメモを見る分には問題ありませんが、他人に見せることは厳禁です。
また、携帯電話を使って誰かと会話することは禁止されているので、あくまでメモ代わりに使ってくださいね。
投票所への持ち込みが許可されているもの
投票所への持ち込みが許されているものは、
- 筆記用具
- スマホ
- メモ
- 点字器 など
です。
投票所には鉛筆が置いてありますが、使いたくない場合は筆記用具を持参すると安心ですね。
鉛筆やシャーペンがおすすめです。
鉛筆やシャーペンを持参する場合は、文字がしっかり読み取れる濃さのものを用意するといいと思います。
文字が薄いと万が一読むことができず、無効となってしまう恐れがあります。
ちなみに、筆記用具はボールペン、サインペンでもOKです。
ただ、投票用紙にはプラスチックが混ざっていて、ペン類だとにじんでしまう可能性があります。
ペン類を持参する場合は油性のものが安心かもしれません(水性や消せるペンは避けてください)。
投票所でスマホやメモを使うときの注意点
投票所でスマホやメモを使うときは、次の点に注意してください。
まず、投票所内ではスマホはマナーモードにしておいてください。
着信音や通知音が鳴ると他の有権者の迷惑になってしまいます。
スマホやメモを見るときは自分だけが見えるようにしてください。
他人に見せてしまうと、選挙運動や有権者への働きかけとみなされる可能性があります。
他には、スマホで写真や動画を撮ったり、それをSNSに投稿することは止めておきましょう。
公職選挙法で、投票所内での撮影は規定がないのですが、投票所の秩序を妨げる行為とみなされる恐れがあります。
(自治体で独自に禁止しているところもあります)
入場券を忘れてしまったor紛失してしまったら?
入場券(整理券)を忘れてしまっても、家まで取りに帰る必要はないです。
また、紛失してしまっても大丈夫。
受付の人に、忘れてしまったor紛失してしまったことを伝えましょう。
名簿にあなたの名前が載っているので、それが確認できれば投票することができます。
名前、住所、生年月日を尋ねられるので、きちんと答えればOKです。
運転免許証などの身分証明書が必要になってくるケースもあるので、念のため身分証明書を携帯しておくといいですね。
投票所に子連れで行っても大丈夫?
投票所に子連れで行っても問題ないです。
子供と一緒に投票しに行くことで、選挙の大切さや仕組みを教える機会になります。
投票率の低さが問題になっている日本ですが、子供の頃から選挙に関心を持ってもらうことで、大人になった時にスムーズに投票してもらうことができそうです。
子連れで投票所に行く場合は、子供が投票所内で騒いだり他の有権者の迷惑にならないように気をつけてください。
なお、子供が投票用紙に書いたり、投票箱に入れる行為はNGとなっています。
お子さんが「投票箱に入れたい!」と言ってくる可能性はありますが、法律で明確に禁止されているので注意してくださいね。
ちなみに、子供の年齢に制限はなく(18歳未満)、赤ちゃんでも大丈夫です。
赤ちゃんを連れて行く場合は、ベビーカーでも抱っこ紐でも、どちらでもOKなので安心してくださいね。
まとめ
投票所へのメモの持ち込み、スマホの持ち込みは行っても大丈夫です。
ただ、スマホに関しては、投票所によっては止められる可能性もある点に注意してください。
どの候補者に投票するか、1人だけならあらかじめ覚えておくことで対応できますね。
気になるのが、衆議院議員選挙の時に実施される最高裁判所裁判官国民審査のケース。
どの裁判官を罷免するか、該当者が複数いる場合は記憶しておくのも大変です。
この場合は、(スマホの使用が心配なら)アナログのメモを持っていくのがいいかもしれませんね。