刺客の読み方には、
- しかく
- しきゃく
- せっかく
3つの読み方がありますが、どれも正しい読み方です。
何となく「しかく」が正しいイメージがありますが、「しきゃく」も間違いではないんですね。
今回の記事では、刺客の読み方についてもう少し詳しくまとめてみました。
刺客の読み方
最初でも話しましたが、刺客の読み方は3通りあるんですね。
- しかく
- しきゃく
- せっかく
このうち、古来からの読み方は「せっかく」なのですが、現代では一般的な読み方ではなくなっています。
現在は「しかく」「しきゃく」と読むのが一般的ですね。
そして、「しかく」「しきゃく」は、どちらも正しい読み方です。
テレビを観ていても、両方の読み方を聞くケースがあると思います。
どちらか片方が間違いというわけではなく、どちらの読み方もOKです。
混乱してしまうかもですが、どっちでもいいというのはある意味助かりますね。
ちなみに、テストで刺客の読み方を問う問題があった場合は、「しかく」「しきゃく」「せっかく」どれも正解になります。
NHKでは何と読んでいるのか
NHKでは刺客のことをどう読んでいるのか気になったので調べてみました。
といっても、出るかどうかわからない単語をチェックするために、NHKのニュースや番組をずっと視聴するわけにもいかないので・・・
NHK用語用字集を見ると「しかく」とありますね。
また、ネットの情報を収集してみたところ、直接電話確認された方がいて、やはり「しかく」と読むようにしてるみたいです。
しかし、時代の流れなのか、最近ではこんなこともあるみたいで・・・
最近若い人が合戦(かっせん)をガッセン、刺客(しかく)をシキャク、剣客(けんかく)をケンキャクとそのまま読む例を見かけるのだが、先日NHKアナウンサーまでそう読んでいたので、知らない間に決まりが変わったのだろうか?
— みりん@不安定 (@tanbarin2) June 13, 2020
こうしてみると、厳密な決まりはないみたいですね。
客という漢字は「きゃく」と読むのが普通なので、刺客も「しきゃく」と読んでしまうのは自然なことではあります。
日本語の場合、漢字によって複数の読み方があるのが難しいところでもあり、面白いところでもあるんですけどね。
刺客の意味
元々は、秘密裏に始末するという意味合いがありますね。
一方、選挙戦で刺客というキーワードを使うことがあります。
同じ政党の候補者やその政党を離党した候補者を、対立候補として送り込むことを「刺客を送り込む」という言い方をします。
最近では、単純に特定の相手を倒すために送り込む人物のことを刺客と呼ぶケースも多いですね。
読み方が複数ある、間違いやすい漢字
刺客以外にも、読み方が複数ある漢字がありますね。
ここでいくつかまとめてみました。
世論
「よろん」が一般的ですが、「せろん」が正しいとされています。
とはいえ、今は「よろん」と読むのが当たり前になってますね。
代替
「だいたい」が正解です。
「だいがえ」は誤りとされてますが、普通に使うこともあるようです。
汎用
「はんよう」が正解です。汎用性が高いという言い方で使いますね。
「ぼんよう」は誤りなので、間違って使わないよう気をつけましょう。
会釈
「えしゃく」が正解です。
「かいしゃく」と読んでしまいそうになりますが、これは間違いになります。
雰囲気
「ふんいき」が正解です。
つい「ふいんき」と言ってしまうことが多いですが、実は間違いなんですね。
まとめ
刺客の読み方は、「しかく」「しきゃく」「せっかく」どれも正解になります。
本来は「しかく」なのかもしれませんが、「しきゃく」と読む人が多く、慣用的になったという見方もあります。
本当に日本語は難しく、誤りとされている読み方も、いつしか一般的になりOKになることもあります。