「さて洗濯でもするか」
そう思って今日も洗濯機を回せてみたら、ちょろちょろと水が少ししか出ない。
水圧が弱くて水の出が悪く困ってしまうこと、ありますよね。
故障なのか、洗濯機の寿命なのか、やきもきしてしまいます。
洗濯機の水が少ししか出ない原因と、対処法についてまとめてみました。
もくじ
洗濯機の水が少ししか出ない原因
洗濯機の水が少ししか出ない、出が悪い原因としては、以下のようなことが考えられます。
蛇口が閉まっている
通常、洗濯機の蛇口を閉めることはありませんが、家族の誰かが閉めてしまったということがもしかするとあるかもしれません。
もしくは、周辺を掃除していた時に、無意識のうちに閉めてしまったというケースも考えられますね。
まずは、元栓が閉まっていないかどうか、充分に開いているかどうかを確認をしてみましょう。
蛇口の開きが不充分だと水流も弱くなります。
元栓が閉まっている
可能性としては低いですが、水道メーターの近くにある元栓が閉まっている場合は、家庭全体の水が出なくなります。
アパートやマンションの場合は、水道メーターの横に元栓(ハンドル)があります。
戸建て住宅の場合は、地中に埋まっているケースもあります。
念のため、元栓が開いているかどうか、開きは充分かどうか確認してみましょう。
水道管が凍結している
寒い地域限定になりますが、冬の季節は水道管や給水ホースが凍結することがあります。
気温が氷点下近くに冷え込む場合は、凍結を疑ってみてもいいかもしれませんね。
給水ホースが凍結している場合は、蛇口を閉め、給水ホースを外し、ホースを40℃くらいのぬるま湯に浸して中の氷を溶かしていきます。
水道管が凍結している場合は、凍結している部分にタオルなどを当てて、人肌程度のぬるま湯を流すことで少しずつ中の氷を溶かしていきます。
熱湯を当てると水道管が破裂してしまう可能性があるので、絶対に止めましょう。
給水フィルターが詰まっている
洗濯機の水の出が悪い、水が少ししか出ない場合、多くは洗濯機に原因があると考えられます。
原因として挙げられるのが給水フィルターの詰まりです。
長く使っていると、給水フィルターがサビなどで詰まっている可能性があるのでチェックしてみましょう。
ちなみに給水フィルターは、給水ホースと洗濯機をつないでいる接続部分にあります。
すぐにホースを外してしまうと、中に残った水があふれ出る可能性があるので、以下の手順を踏んで内部の水を抜いておきましょう。
- 蛇口を閉める
- 洗濯機の電源を入れる
- 10秒ほど運転する
- 洗濯機の電源を切る
- 給水ホースを外す
- 給水フィルターを使い古しの歯ブラシなどで掃除する
- 掃除が終わったら給水ホースを取り付ける
基本的な流れは上記の通りです。
具体的な掃除方法については、洗濯機の説明書に記載があることが多いのでそちらを参照しましょう。
給水ホースから水漏れしている
給水ホースが劣化して亀裂が入り、水漏れすることで水圧が弱くなったケースも考えられます。
念のため、ホースに問題がないかどうか確認してみましょう。
水道栓のゴムパッキンの劣化
上記の項目をチェックしても問題ない場合は、水道栓に何か問題があるのかもしれません。
洗濯機から給水ホースを外して、お風呂に持っていき、普通に水を流してみましょう。
何の問題もなく水が流れるのであれば、洗濯機に何か故障があると考えられます。
逆に水が思うように出てこないのであれば、蛇口に何か問題があると考えられます。
原因の一つとして、ゴムパッキンの劣化が考えられます。
蛇口のゴムパッキンは、
- ハンドル部分
- 吐水口の付け根部分
の2箇所にあります。
また、交換するには、新しいゴムパッキンを用意し、工具としてレンチが必要になります。
基本的な流れとしては、ハンドル部分は
- 止水栓を止める
- ハンドルビスを外す
- ハンドルを外す
- 中のゴムパッキンを取り替える
吐水口の付け根部分は、
- 止水栓を止める
- ナットをゆるめて外す
- 中のゴムパッキンを取り替える
となります。
自信がない場合、原因がわからない場合は、専門業者にお願いすることをおすすめします。
洗濯機の故障なのか、水道の蛇口の故障なのか
ここまでいくつかの対処法を紹介しましたが、改善されない場合は、
- 洗濯機の故障
- 水道の蛇口の故障
などが考えられます。
洗濯機からホースを外し、お風呂に渡して、蛇口から水を出した時、普通に水が出るなら洗濯機に何らかの故障が発生していると考えられます。
一つの原因として、給水弁の故障が考えられます。
この場合は、洗濯機を修理に出すことを検討しなければいけません。
ただ、修理費用はどうしても高くついてしまいがち。
保証期間内であれば無料なので問題ないですが、保証期間を過ぎていて長年使っている場合は買い替えも検討したいところですね。
洗濯機の耐用年数ですが、6~8年くらいとされています。
6年以上経過すると、メーカーでもその洗濯機の部品をストックしていないケースもあります。
購入してから6~8年経過しているのであれば、新品を購入した方が安心かもしれませんね。
水道の故障の場合は専門業者へ相談
洗濯機の故障ではなく、水道の蛇口(または水道関係)の故障が疑われる場合は、水道の専門業者に連絡をしてみましょう。
でも、水道業者は数多くあり、どこに連絡すればいいかわからないこともありますよね。
そんな時にチェックしてみたいのが、『水110番』というサイトです。
900社以上と提携していて、あなたがお住まいの地域の優良な水道修理業者を紹介してもらえます。
見積もり無料、キャンセルしてもキャンセル料はかかりません。
『水110番』は、上場企業のシェアリングテクノロジーが運営しているので、その点も安心感がありますね。
洗濯機の故障を未然に防ぐには日頃の掃除が大事!
なるべく長く使い続けるために、故障を未然に防ぐにはどのような点に注意すればいいのかというと、面倒ですが日頃の掃除が大切になります。
今回ご紹介した給水フィルターはサビなどの汚れが溜まりやすいので、たまに掃除しておくと良いですね。
その他にも、糸くずフィルターも定期的に溜まったゴミを取り除いておきましょう。
洗濯槽は、市販の洗濯槽クリーナーを定期的に使っておくと、カビなどの付着を防ぐことができます。
洗濯機の外側や排水溝付近ももきれいにしておきたいですね。
細かいことではありますが、日頃から全体的にきれいにしておくことで、洗濯機の故障の確率を低くすることができます。
まとめ
洗濯機から水が少ししか出ない場合の対策、対処法についてまとめました。
ちょろちょろとしか出ない原因で可能性が高いのは、給水フィルターの詰まりなのでチェックしてみましょう。
フィルターをきれいにしても改善されない場合は、洗濯機の故障も疑われます。
また、水回りの故障も可能性として考えられるので、その場合は専門業者にお願いすることも検討してください。