天気予報などで目にする風速15Mとは、どのくらいの強さの風なのか、今ひとつピンと来ないことも多いですよね。
具体的には、
風速15メートル=時速54km/hで移動した時に受ける風の強さ
となります。
さらに詳しい情報については、よかったら今回の記事を読み進めてみてください。
その他、飛行機や電車の運行、車やバイクの運転、自転車、登山やキャンプ、釣り、洗濯物は干せるのか、について情報をまとめました。
もくじ
風速15Mとはどれくらいの強さなのか
風速15メートルは、正確に記すと15m/sという表記になり、1秒間で15メートル進む速さということになります。
これだとピンと来ないので時速に直すと、時速54キロメートル(km/h)のスピードということになります。
つまりは、冒頭でもお伝えしたように、
風速15メートル=時速54km/hで移動した時に受ける風の強さ
ということですね。
バイクで時速54km/h出した時の風圧をイメージするとわかりやすいでしょうか。
または、車で時速54km/hで走行中、窓を全開にした時の風圧でも感じられると思います。
気張って歩かないとふらついてしまい、うまく歩くことができなくなる風の強さです。
場合によっては転倒する人も出てきます。
外を歩いていると、看板が外れたり屋根瓦が剥がれるケースも出てきます。
不要不急の外出は控えた方がいいですね。
風速15Mで飛行機は運行できる?
風速15メートルで飛行機が運行できるかどうかは、
- 横風か向かい風か
- 雨の影響で滑走路が濡れているか
- 乱気流などの影響を回避できるか
などがポイントになってきます。
飛行機は向かい風には強く、横風に弱いです。
向かい風だと風速15メートル以上、20メートルを超えても欠航しないこともあります。
一方で、横風の場合風速13メートルくらいで欠航となるケースが出てくるため、風速15メートルは欠航となる可能性が高いです。
風だけでなく雨も降っている場合、滑走路が濡れていると風の強さがそこまで出なくても離着陸が行えず、欠航となるケースが多くなります。
また、空港周辺に乱気流、竜巻、雷などが発生していると、欠航となる恐れがあります。
風の強さだけでなく、いろいろなポイントを総合的に判断することになりますが、雨が合わさってくると条件は厳しくなります。
風速15メートルの風は、欠航となる可能性があることを念頭に置いた方がいいですね。
風速15Mでも電車は運行する?
仕事や学校の足である電車はどうでしょうか?
強風が発生した場合の電車運行基準は、鉄道会社によってまちまちです。
JR線だと、瞬間風速が20メートルを超えると速度制限を行い、25メートルで止まることが多いです。
私鉄各線でも同様に、風速20メートルで徐行運転、25~30メートルを超えると運転を見合わせることが多い感じですね。
そのため、風速15メートルだと、止まるケースは少ないです。
(速度制限はあるかもしれません)
ただし、風に加えて大雨も降った場合は、運転停止の可能性も考えられます。
状況は刻一刻と変わってくるので、ご利用の電車の最新情報を確認するようにしましょう。
風速15Mでバイクに乗れる?
結論をいうと、風速15メートルの中バイクに乗るのはかなり危険です。
大型バイクであれば多少は大丈夫ですが、それでも流されてしまいます。
小型のものであれば、運転すらままならないかもしれません。
前方からの風であれば、まだ何とか耐えられるのですが、横からの強風はひとたまりもありません。
まっすぐ走ることが困難になります。
ある程度のスピードが出ている時に、風にあおられてハンドル操作を誤ったら・・・
安全第一に、風速15メートルの風が吹いている時は、バイクに乗ることは止めておきましょう。
風速15Mで車の運転をしても大丈夫?
風速15メートルであれば、運転してもギリギリ大丈夫なレベルです。
とはいえ、全く影響がないわけではなく、風の影響を受けやすい場所では要注意。
普通の乗用車だと、横風に流されるような感覚を受ける可能性があります。
また、スピードが出ていれば出ているほど、車体は風の影響を受けやすくなるので、いつもより速度を落として安全運転を心がけましょう。
台風など、雨も一緒に降っている場合は、路面が滑りやすくなっているのでさらに注意が必要です。
基本的には運転しても大丈夫ですが、万が一のことを考えるのであれば、車での移動を取りやめるのも賢明な選択になります。
風速15Mで自転車に乗ってもOK?
風速15メートルの中で自転車に乗るのは相当危険です。
というより、ほぼ不可能といっていいかもしれませんね。
歩くことすら難しくなってくるレベルの強風なので、自転車に乗るのは困難です。
学校や会社へ自転車を使っている人は多いと思いますが、このレベルの風になったら素直に止めておきましょう。
公共交通機関を使うようにしてくださいね。
風速15Mで登山をしてもいい?
登山のレベルにもよりますが、ギリギリ大丈夫かなという感じです。
高尾山くらいの山であれば何とかなるかもしれませんが、本格的な登山を楽しむということであれば、止めておいた方がいいのではないでしょうか。
夏の風速15メートルでも大変ですが、冬の風速15メートルはかなりの過酷さです。
吹き付ける強風が体温、体力を容赦なく奪っていきます。
寒さも尋常ではありません。
また、風だけでなく雨も降っているようであればなおさらですね。
崩落の危険性、増水による災害など、さまざまなリスクが出てきます。
安全を第一に考えるなら、中止した方がいいでしょう。
風速15M キャンプでテントを張っても大丈夫?
風速15メートルでキャンプを行うのはかなり危険です。
テントを張ろうにも風にあおられて難しいですし、何とかテントを張ることができても、いつ崩れ落ちるかわからない恐怖と戦うことになります。
これだけの風になると、テントが破けてしまったり、ポールが折れてしまうこともあります。
テントそのものが吹っ飛んでいってしまうことも・・・
相当な危険を伴うので、止めておいた方が賢明です。
どうしてもテントを張りたいという場合は、ペグのダブル打ちやクロス打ちで強度をしっかり保つことをおすすめします。
風速15Mで釣りはできるの?
結論をいうと、風速15メートルでの釣りは難しいです。
強風にあおられて足元はぐらつきますし、寒さも相当なものになります。
そもそも狙ったポイントに投げることができないので、釣りになりません。
竿も常に揺れるので、当たりがあったかどうかも判断が難しいですね。
軽い物は簡単に飛んでいってしまうので、イライラもMAXです。
大しけで船を出すことはできないので、船釣りはもちろんNG。
陸釣りも、下手をすると落水してしまう危険があるので、止めておくことをおすすめします。
ギリギリ釣りができるのは、風速10メートルくらいになるでしょうか。
風速15Mで洗濯物を干すことはできる?
風速15メートルで、洗濯物を外に干すのは止めておいた方がいいです。
歩くことも大変なくらいの風なので、洗濯物も簡単に飛ばされてしまいます。
洗濯ばさみで厳重に留めたとしても、限界がありますね。
また、念のため、物干し竿も室内に閉まっておくと安全です。
というのも、これだけの強風になると、物干し竿が物干し台から落下する恐れもあるからです。
万が一のことを考えて、外しておいた方が安心ですね。
まとめ
風速15メートルとは、時速54km/hで移動した時の風圧と同じ強さになります。
かなりの衝撃なので、イベントやレジャーは中止した方が賢明ですし、そもそも公共交通機関も平常運転が難しくなりはじめる風の強さになります。
また、天気予報での風速15メートルは平均の数値なので、瞬間風速はさらに跳ね上がることになります。
突発的に20メートル以上になることも想定されるので、安全第一に行動するようにしましょう。